海洋散骨ご報告|北海道 函館湾
北海道 函館湾での海洋散骨
ここ数年、函館湾で散骨を希望するご家族からの依頼が多くなりました。
函館は、日本にいるのに外国にいるような不思議な気分になる場所です。
鎖国後、外国の窓口として開かれた函館には、沢山の異人達が移り住んできました。彼らの生活になくてはならなかったものが、宗教です。
小さな地域に様々な宗派が揃っているのは世界でも珍しいくらいです。
函館で教会といえば、「ハリストス正教会」「カトリック教会」「聖ヨハネ教会」が有名です。この3つを合わせて「元町教会群」と呼ばれています。
函館ハリストス正教会は日本初のロシア正教会聖堂です。
白い壁と緑屋根の対比が美しく、函館を代表する歴史的建造物です。現存する聖堂は1916年築です。
カトリック元町教会の大聖堂内の祭壇はローマ法王から贈られたものです。
最初の教会堂は1859年創建。現在の建物は1923年に再建したものです。元町の代表的な風景でもあり、教会群の一角を占めます。
函館聖ヨハネ教会は茶色の十字形をした屋根が印象的です。1874年に宣教が開始された英国聖公会(現、日本聖公会北海道教区)の教会です。
函館市内から少し離れた場所にはトラピスチヌ修道院があります。
日本初の女子観想修道院として1898年に創立。現在の聖堂は1927年に再建。
函館から電車で約40分程にあるトラピスト修道院は、1896年に創設された日本最初のカトリック男子修道院です。敷地内工場で作られるバターやクッキーなどが有名です。
今回の函館湾での海洋散骨は、「チャーター散骨プラン」でした。
ご家族様は函館市内にお住まいでしたので、散骨前日にご自宅へお伺いさせて頂き、現地にて粉末作業を行いました。
散骨当日は快晴で海はとても穏やかでした。