海洋散骨ご報告|山口県長門市 青海島沖での海洋散骨
山口県長門市 青海島沖での散骨報告
青海島とは、山口県は長門市の北に位置する島です。
青海島の北岸は日本海の荒波を受けた浸食地形となっており、奇岩の並び立つ様子は海上アルプスとも呼ばれています。
通(かよい)という地区はかつて沿岸捕鯨の基地として栄えた地域です。向岸寺には当時捕獲された鯨の胎児を埋葬するための鯨墓(1692年建立で国の史跡)があり、約70体の鯨の胎児が埋葬されているほか、毎年鯨回向が執り行われ、鯨の霊を弔っています。現在でも地域に伝わる伝統芸能として「通鯨唄」が歌い継がれています。当時の沿岸捕鯨の様子については、向岸寺そばの「くじら資料館」で詳しく知ることが出来ます。
今回の海洋散骨は「代行委託散骨プラン」のご依頼でした。
いつもお世話になっている船長からのご依頼で、故人様は山口県萩市出身の方でしたが、幼少期は青海島に良く遊びに行かれていたという事で、萩市に近い海にて散骨を致しました。
晩年は趣味でもあった「流木集め」をされていたそうです。ご家族も皆他界してしまい、お葬式は船長と友人のみで賑やかなお見送りをされたそうです。
永代供養墓も考えたそうですが、大好きな流木と一緒に海に還りたいとの事で、
お花と遺灰、そしてお預りした流木を一緒に海に還しました。